お米が収穫できましたぁ!!! 第90回「サルシカ農天記」

投稿日: 2016年09月16日(金)09:00

5月初めに田植えをして約五ヶ月、稲は順調に育ち、ついに稲刈りの日を迎えました。
サルシカでは3つの田んぼでお米づくりをしています。
第二田んぼでは昔ながらの手仕事を残した米づくりに挑戦していますが、今日紹介する第一田んぼと第三田んぼでは機械を使った米づくりをしています。
今回は刈り取りから乾燥、脱穀までの行程を書いていきます。

サルシカ第一田んぼ、第三田んぼの田植え、稲刈り、乾燥、籾摺りなど大きな機械を使う作業はサルシカ副隊長のきよちゃんが運営する営農法人に委託してやってもらっています。
草刈りと水の管理は、わたくしお父ちゃんの仕事です。

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刈り取りに使うのはコンバイン。大きくなキャタピラーで田んぼの中をグイグイ進んで行きます。刈り取れる幅は四条。一反半の第三田んぼを約一時間で刈り取りました。

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刈り取った稲から脱穀された籾は、軽トラに積み込み、乾燥所へ運びます。

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軽トラで運ばれた籾は、乾燥機に投入されます。
乾燥にはおおよそ8から16時間かかります。
翌日の昼前には乾燥が終わります。

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乾燥が済んだ籾は、籾を摺る機械、未熟米を選別する機械、石を取り除く機械、変色した米を取り除く機械を通って、玄米になります。
一旦スイッチを入れると籾がどんどん自動で投入され、いくつもの機械を通って玄米になってでてきます。
最後の袋詰は人手でしますので、二時間ほど立ちっぱなしの結構な重労働です。

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これは新たに導入された「色選 しきせん」という機械です。
変色した玄米を見つけ出して取り除いてくれます。

サルシカで作る米は、田植えのときに一回除草剤を使うだけの減農薬栽培で、その他には稲にかける農薬は使いません。
特にカメムシは籾から米の汁を吸う虫でこの虫が吸った米粒は変色して見た目が悪くなります。
薬を使うよりは多少の変色した粒が交じるほうをサルシカとしては選択してきました。
変色した粒が少し混ざっている理由を説明をすれば、わかっていただける方が多いのですが、すべての人に説明することもできません。
やはり食べ物、見た目の綺麗さも大切ですので、費用がかかりましたが副隊長のきよちゃんが導入の決断をしてくれました。

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今年は全部で750Kgほど収穫出来ました。
まだまだできなかったことが多いですが、収穫出来たことでホッとしました。
もう台風の進路を心配して眠れぬ夜もありません。
眠れないのは最初の5分だけですが。(笑)

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試し炊きして食べてみました。
写真には写りませんが新米の香りはたまりません。
毎年恒例の新米収穫祭でみなさんに食べていただける日を楽しみにしています。